文献詳細
総説
免疫学的側面よりみた妊娠中毒症
著者: 近藤泰正1 千島史尚1 早川智1 秋山邦久1 今井一夫1 佐藤和雄1
所属機関: 1日本大学医学部産科婦人科
ページ範囲:P.357 - P.366
文献概要
一方,妊娠中毒症は学説の疾患とも言われ,“群盲象を撫でる”の言葉が示すごとく,いまだその本態についてはなお明らかではない。しかし,近年,妊娠中毒症の病態解明に免疫学的概念を導入し,これよりする研究が報告され注目されている。事実,その病態に対してなされた免疫学的考察は,その病態の解釈に対して,いくつかの免疫学的関連性を示唆することが示されている。
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