文献詳細
原著
高感度妊娠診断試薬を用いた腹腔内出血の治療方針
著者: 村尾寛1 金城国仁1 上村哲1 宮川桂子1 高橋慶行1 橋口幹夫1 宮城源1 稲福恭雄1
所属機関: 1沖縄県立中部病院産婦人科
ページ範囲:P.370 - P.373
文献概要
子宮外妊娠108例は全例妊娠反応陽性であった。黄体性卵巣出血52例では,早期正常妊娠に合併した症例4例が陽性を示した。
子宮外妊娠が全例妊娠反応陽性を示すことは,逆に腹腟内出血があっても妊妨反応が陰性ならば,子宮外妊娠の可能性を除外してよいことになり,従来の診療方針を大きく変更することにつながる。我々は上記の成績と考察に基づき,新しい診療方針を定めた。
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