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文献概要
今月の臨床 不妊治療の進歩 排卵
3.クロミフェンを主剤とした視床下部性排卵障害の治療
著者: 仲野良介1
所属機関: 1和歌山県立医科大学産科婦人科学講座
ページ範囲:P.401 - P.403
文献購入ページに移動 クロミフェン(clomiphene citrate,クロミッド®がMerrel社で開発され,Greenblattら(1961)によってヒトにおける排卵誘発効果が立証されてから約30年の歳月が経過した。クロミフェンが今日では視床下部障害による排卵障害に対する第一選択の薬剤として広く用いられ,優れた臨床効果を発揮していることは周知の事実である。
また,クロミフェンは単独療法の他に,増量療法や閉経婦人尿性ゴナドトロピン(hMG),絨毛性ゴナドトロピン(hCG),エストロゲン,コルチコイドなどとの併用療法などが試みられ,単独療法では効果の見られない例にも優れた排卵誘発効果のあることが報告されている。
また,クロミフェンは単独療法の他に,増量療法や閉経婦人尿性ゴナドトロピン(hMG),絨毛性ゴナドトロピン(hCG),エストロゲン,コルチコイドなどとの併用療法などが試みられ,単独療法では効果の見られない例にも優れた排卵誘発効果のあることが報告されている。
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