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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科46巻4号

1992年04月発行

今月の臨床 不妊治療の進歩

排卵

4.クロミフエン無効例の排卵誘発法

著者: 鎌田周作1 麻生武志1

所属機関: 1東京医科歯科大学産婦人科

ページ範囲:P.404 - P.405

文献概要

 クロミフェン(clomlphene citrate,クロミッド)は,その高い排卵率,投与法の簡便さ,副作用が少なく安価であることなどの利点を有することから,第一選択の排卵誘発剤として実地臨床上広く汎用されている。このクロミフェンが無効であった場合には,hMG-hCG療法が有効であるものの,多胎妊娠や卵巣刺激症候群といった副作用の頻度が高く厳密な卵胞成熟のモニタリングを必要とし,患者にはかなりの負担となる。本稿では,クロミフェン無効例の定義を,クロミフェン150mg/day,5日間,連続2周期以上投与を行っても排卵に成功しなかった例とし,その対策について概説してみたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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