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今月の臨床 不妊治療の進歩 排卵
6.高プロラクチン血症の治療
著者: 菅沼信彦1 廣岡孝1 成田収2
所属機関: 1名古屋大学医学部産婦人科学教室 2成田病院
ページ範囲:P.410 - P.412
文献購入ページに移動高PRL血症は,非生理的にPRLが分泌過剰状態になり,正常な排卵機構が阻害され,不妊原因となったり,乳汁分泌を呈したり,流産の一因になるとも考えられている。PRLは,夜間に上昇する傾向があるという日内変動も存在するので,昼間の血中濃度は正常だが夜間のみ上昇するものや,TRH負荷試験で過反応を示すのみのものなどもあり,これらの潜在性高PRL血症も高PRL血症と同様に治療を行う1〜3)。
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