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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科46巻4号

1992年04月発行

今月の臨床 不妊治療の進歩

体外受精と関連手技

17.外来IVF-ET法の実際と問題点

著者: 井上正人1 小林善宗1 本田育子1 藤井明和1

所属機関: 1東海大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.442 - P.443

文献概要

 超音波を用いた経腟採卵法の開発により,IVF—ETの手技は大幅に簡便化された。全身麻酔は不要となり,無麻酔でも十分採卵できるようになった。またGnRHアナローグを加味した卵巣刺激法により,卵胞発育のモニタリングも大幅に箇素化された。prcmature LHサージの心配はなくなり,入院して経時的にホルモンを測定する必要もなくなった。HMGの注射開始日を調節することによって,日曜祭日を避けて採卵することも十分可能である,IVF-ETは名実ともに外来レベルの診療になったといえよう。われわれは1988年6月より,IVF-ETはすべて外来ベースで行っている1)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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