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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科46巻4号

1992年04月発行

今月の臨床 不妊治療の進歩

体外受精と関連手技

22.HIT法の実際と問題点

著者: 杉村和男1 小林俊文1 赤星晃一1 岩田壮吉1 大澤淑子1 北村誠司1 野澤志郎1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.458 - P.459

文献概要

 われわれの教室では,頻回の人工授精法(AIH,洗浄AIH,AII))を行っても妊娠の成立しない難治性の不妊症症例に対し,従来は子宮腟内へ行っている授精法をさらに一歩進めて,ヒステロファイバースコープを用いて卵管内へ直接精子を注入する子宮鏡下卵管内人工授精法(HysteroscopicInsemination into Tube, HIT法)の臨床応用を行っている。また,高度の乏精子症の症例,およびAIDの症例の一部では,冷凍保存精子を使用したHIT法も行っている。今回は,現在われわれが行っているHIT法の実際とその問題点および妊娠例に関し述べてみたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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