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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科46巻5号

1992年05月発行

今月の臨床 分娩前後の1週間

ルーチン・ケア

2.分娩監視装置のみかた

著者: 原量宏1

所属機関: 1香川医科大学母子科学教室

ページ範囲:P.518 - P.520

文献概要

 胎児心拍数は胎児の中枢神経系,とくに交感神経系と副交感神経系の微妙な変化を忠実に反映しており,そのパターンを分析することにより,胎児の状態を的確に判定できる。分娩監視装置では,胎児心拍の一拍ごと(瞬時心拍数)を連続的に検出記録し,子宮収縮と相互の関係をパターンとして表示する。胎児心拍数の検出には,胎児心音信号,ドプラ心音信号,直接誘導胎児心電信号,母体腹壁誘導胎児心電信号があり,子宮収縮の検出には外測法と内測法があるが,現在では妊娠中からもNSTで多用されるドプラ心音信号と外測法の組合せが最も利用されている1,2)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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