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文献概要
今月の臨床 分娩前後の1週間 介助者へのアドバイス
26.子宮復古の促進
著者: 久米美代子1
所属機関: 1同愛記念病院付属高等看護学院助産学科
ページ範囲:P.584 - P.585
文献購入ページに移動 産褥期間中の子宮が妊娠前の状態に復帰する過程を子宮復古という。復古現象のなかでも最も著しい変化は巨大化した子宮の急速な縮小や胎盤剥離面をはじめ子宮内膜の再生である。
正常分娩では胎盤娩出後は,子宮体部が強く収縮して弾性硬となり,子宮は強く前屈し,子宮底は臍下2〜3横指となる。そして,この子宮筋の強い収縮により胎盤剥離部の血管は圧迫閉鎖され止血する。その後,子宮底の高さは時間とともに上昇し,子宮底長が最大になるのは12時間後であると言われている。しかし産褥第1日以降の子宮底は漸次下降する。
正常分娩では胎盤娩出後は,子宮体部が強く収縮して弾性硬となり,子宮は強く前屈し,子宮底は臍下2〜3横指となる。そして,この子宮筋の強い収縮により胎盤剥離部の血管は圧迫閉鎖され止血する。その後,子宮底の高さは時間とともに上昇し,子宮底長が最大になるのは12時間後であると言われている。しかし産褥第1日以降の子宮底は漸次下降する。
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