icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科46巻6号

1992年06月発行

今月の臨床 帝王切開

帝王切開に踏みきるとき

8.臍帯因子

著者: 西島正博1 谷昭博1 植野信水1

所属機関: 1北里大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.660 - P.663

文献概要

 臍帯因子によるトラブルは,分娩時胎児仮死の最大の原因で,正常胎児にも起き得ること,臍帯脱出のように明らかな場合を除き明確な診断が困難であること,多くの場合高度な臍帯圧迫は分娩末期に発生するため,吸引,鉗子による急速遂娩にすべきか帝切すべきか,娩出までの時間的問題と胎児の予備能力の問題を考慮して判断しなければならず,我々産科医にとって非常に対処が困難なことが多い。そこで我々が最近経験した症例を含め述べてみたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら