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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科46巻6号

1992年06月発行

文献概要

今月の臨床 帝王切開 帝王切開に踏みきるとき

12.極小および超未熟児

著者: 遠藤力1 大和田真人1 佐藤章1

所属機関: 1福島県立医科大学産婦人科

ページ範囲:P.674 - P.676

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 最近の周産期医療,特にNICUにおける極小未熟児(出生体重1,500g未満)および超未熟児(同1,000g未満)管理は長足の進歩をとげ,われわれ産科医にとって心強いと同時に,妊娠管理について新たな視点を提供してくれる。しかし,これらの未熟児の胎児仮死の判定や分娩時期の決定,およびその分娩様式については,まだ統一した考え方が示されておらず,各々の症例において試行錯誤しているのが現状と思われる。極小および超未熟児の出生に対しては,その取り扱う施設の周産期看護能力に依存するが,今後は生育(胎外で生きることができること)より成育(胎外で正常に成長することができること)が重要視されていくのは当然のことと思われる。今回,成育限界も考慮し,極小および超未熟児の取り扱いを述べてみたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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