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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科46巻6号

1992年06月発行

文献概要

今月の臨床 帝王切開 合併症妊娠と帝王切開

14.妊娠中毒症

著者: 中山道男1 諸見里秀彦1 宮城博子1

所属機関: 1琉球大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.680 - P.682

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 妊娠中毒症(以下中毒症と略)の治療管理は,対症療法の域を脱しない現況である。したがって従来の安静,食事療法,薬物療法のほかに,分娩の時期,方法を考慮する必要がある。すなわち,母体の症状,各臓器の不可逆的障害,胎児の発育障害の如何によっては,胎児の母体外生育可能を考慮した段階での妊娠の中断(Termination)が必要となるわけである。周産期管理の進歩により,この問題はさらに注目されてきた。
 本稿では中毒症の分娩,中絶の方法として,帝王切開に絞って,教室のデータを交えてその適応を中心に述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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