icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科46巻6号

1992年06月発行

今月の臨床 帝王切開

合併症妊娠と帝王切開

15.増殖性腎炎

著者: 中林正雄1 安藤郁枝2

所属機関: 1東京女子医科大学母子総合医療センター 2東京女子医科大学産婦人科学教室

ページ範囲:P.683 - P.685

文献概要

 糸球体腎炎患者が妊娠を継続した場合,妊娠が腎炎を悪化させることはなく,妊娠中の腎炎の悪化はその腎炎のnatural courseにあると言われている。しかし,増殖性腎炎合併妊娠の場合には妊娠の負荷が腎炎の悪化の進行を早める可能性があることは否めず,さらに胎内発育障害を合併することもあるため適切な時期における妊娠中断が必要となり,その分娩様式として帝王切開が選択されることも多い。本稿では増殖性腎炎が妊娠に与える影響,分娩時期の決定,帝王切開時の注意点などについて述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら