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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科46巻6号

1992年06月発行

今月の臨床 帝王切開

合併症妊娠と帝王切開

20.産道感染ヘルペス,GBS,HIV,リステリア

著者: 今井史郎1 清水郁也1

所属機関: 1大阪府立母子保健総合医療センター産科

ページ範囲:P.696 - P.698

文献概要

 単純ヘルペスウイルスHerpes simplex virus(HSV)新生児のHSV感染症は胎内感染によることはほとんどなく大部分が産道感染であり,病変部位(潰瘍)にいるウイルスからの感染による。分娩時に児がウイルスに触れないようにすることが基本的な対策になる。このウイルスには1型と2型があり,性器感染には2型が多いが1型もあり,同等に取り扱う。
 当科において現在試験的に行っている性器ヘルペス合併妊婦の管理方針を示す。ただし,現在ウイルス培養の診断的意義や妊娠中のacyclovirの投与については議論の多い分野であり,今後変更が加えられる可能性がある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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