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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科46巻6号

1992年06月発行

文献概要

今月の臨床 帝王切開 帝王切開の実際

30.帝王切開術後感染の予防

著者: 舘野政也1

所属機関: 1富山県立中央病院

ページ範囲:P.722 - P.726

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 帝王切開の適応はCPD,胎児切迫仮死など複雑多岐にわたっている。元来手術は無菌的に行われるべきであり,術後予防的抗生物質の投与は行わないとする考え方もある。しかし,実際には最近はNST,CSTを中心とする胎児管理が発達し,分娩経過途中から分娩方法を帝王切開分娩に変更せざるを得ない場合もかなりある。したがって破水後,頻回の内診後に行われることも稀ではなく,術後感染予防に抗生物質を投与するとする考え方が支配的になってきており,また著者は合理的であると考える。以下術後感染における当院の方法も含めて記述したいと思う。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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