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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科46巻6号

1992年06月発行

今月の臨床 帝王切開

帝王切開のリスク

37.膀胱・尿管損傷

著者: 藤井信吾1 平林稔之1

所属機関: 1信州大学医学部産科学婦人科学教室

ページ範囲:P.742 - P.744

文献概要

 産科婦人科領域の手術は,その手術目的臓器部位が膀胱・尿管と接し,かつ骨盤深部の後腹膜腔を操作するため,膀胱・尿管損傷の可能性がつねに存在する。近年,帝王切開は,主として子宮下部横切開が施行されている。この術式は,膀胱剥離を必要とし,また,横切開の延長線上には左右の尿管が走行しているために,帝王切開による膀胱・尿管損傷の可能性が潜む。以下に帝王切開と膀胱・尿管損傷について概説したい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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