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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科46巻7号

1992年07月発行

今月の臨床 卵巣がん—疫学から治療まで

診断

8.早期診断は可能か—スクリーニングの効率的方法

著者: 菊池義公1

所属機関: 1防衛医科大学校産婦人科

ページ範囲:P.789 - P.793

文献概要

 卵巣癌は現在わが国では産婦人科領域の中では(乳癌を除くと)2番目に多く,その予後は最も悪い疾患である。その理由として①組織発生が多彩であり,ハイリスクグループを設定しにくいこと,②卵巣臓器の解剖学的位置から直接腹腔内へ浸潤を来しやすいこと,③早期診断が困難であること,などがあげられる。そして最近卵巣癌に対する種々のモノクローナル抗体が作製され臨床診断に応用されるようになった。そこで本稿では血清中の腫瘍マーカーによる効率的な卵巣癌の診断について著者の研究データをもとに解説していくことにする。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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