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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科46巻7号

1992年07月発行

文献概要

今月の臨床 卵巣がん—疫学から治療まで 手術療法

20.卵巣癌の基本術式

著者: 安田允1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学付属柏病院産婦人科

ページ範囲:P.831 - P.833

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 卵巣悪性腫瘍に対する手術療法は予後改善のために最も重要な治療法の1つであることはいうまでもない。卵巣癌に対する術式の決定には臨床進行期(Stage),病理組織診断,年齢などが関与するが,特に開腹時の臨床進行期は重要で術式の選択はあくまでも慎重でなければならない。
 1987年,FIGOにより卵巣癌の臨床進行期分類が改訂されるに伴い,腹腔内の細胞診,後腹膜リンパ節と鼠径リンパ節の生検が必要となりstaginglaparotomyおよび基本術式の方向は定まりつつあるものの,統一的見解はさらに多くの成績を集約し決定すべきである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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