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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科46巻7号

1992年07月発行

今月の臨床 卵巣がん—疫学から治療まで

化学・放射線療法

25.寛解導入療法の効果的レジメ

著者: 西田正人1

所属機関: 1筑波大学臨床医学系産婦人科

ページ範囲:P.846 - P.848

文献概要

寛解導入療法の定義
 寛解導入療法とは,白血病治療時に,血液像を白血病細胞の消失と成熟細胞の回復とにより一見正常化させる治療法を指す。ここで完全寛解とは全身の白血病細胞が107個以下になった状態と定義されている。
 固形癌を対象として寛解という言葉を使用するのは,定義が曖昧で適当でない気がする。そこで本稿では卵巣癌における寛解を,現在行われている諸検査がすべて陰性となって,一見治癒した状態と定義し,寛解導入療法とは担癌状態から寛解を導く治療法と定義する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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