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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科46巻8号

1992年08月発行

文献概要

カラーグラフ 胎盤の生理と病理・8

子宮内胎児発育遅延(IUGR)

著者: 中山雅弘1

所属機関: 1大阪府立母子保健総合医療センター病理室

ページ範囲:P.897 - P.899

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 胎盤を中心としてIUGRを考えると,①梗塞,後胎盤血腫などの阻血性病変,②周郭胎盤,画縁胎盤などのいわゆる胎盤の奇形と考えられるもの,③chorioangiomaなどを中心とする胎盤の腫瘍,④疫学的にははっきり因果関係のある所見であるが現在のところ病態不明のもの—絨毛炎のように分類される.臍帯因子としては,臍帯の付着異常,単一臍帯動脈が代表的である1)
 胎盤の虚血性変化による病変は最も高率である(本シリーズ第6回—妊娠中毒症参照).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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