icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科46巻8号

1992年08月発行

今月の臨床 高年婦人科—更年期から老年期へ

一般症状の診かた,とらえ方

17.性器・膀胱の下垂感

著者: 桑原惣隆1

所属機関: 1金沢医科大学産科婦人科

ページ範囲:P.942 - P.944

文献概要

 性器,膀胱の下垂感は更年期から老年期の婦人に比較的多く,一般には子宮腟下垂・脱や膀胱脱に認められる症状である。
 本症は骨盤内子宮懸垂装置の延長,骨盤底筋の弛緩により子宮を骨盤腔内の正常位置に保持できず腹圧により腟壁と共に腟入口部の外方へ下垂,脱出するもので,一種の性器ヘルニアと考えられる。また,同時に尿道脱,膀胱脱や直腸脱を伴うことが多く,排尿障害,排便障害を認める。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら