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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科46巻8号

1992年08月発行

文献概要

今月の臨床 高年婦人科—更年期から老年期へ 治療上の問題点

20.発癌母地と考えられる外陰疾患

著者: 山辺徹1

所属機関: 1長崎大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.950 - P.951

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 従来より外陰扁平上皮癌のうちには,性病性リンパ肉芽腫,鼠径肉芽腫,白斑症,外陰萎縮症あるいは尖圭コンジローマなどから生じたと考えられる例が報告されてきた1)。また単純ヘルペスが発癌に関与するとの見解も示され,さらに比較的最近になって,ヒトパピローマウイルスhumanpapilloma-virus(HPV)感染との関係が論じられている3,4)
 本稿では,これらの発癌との関連性が問題とされてきた疾患について,発癌リスクの点を中心に概説する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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