文献詳細
文献概要
今月の臨床 高年婦人科—更年期から老年期へ 治療上の問題点
25.子宮癌根治手術の年齢的限界
著者: 塚本直樹1 嘉村敏治1 斎藤俊章1
所属機関: 1九州大学医学部産婦人科
ページ範囲:P.968 - P.970
文献購入ページに移動このように平均寿命が延びてくると,高齢者の手術も当然増加してくる。施設によっては,大手術で最も多いのは60〜69歳代であるとの報告もあり3),最近では麻酔や術前,術後管理の進歩と相まって高齢者の手術が比較的安全に行われるようになってきている。われわれの婦人科病棟でも,以前はあまりなかった80歳後半から90歳代の開腹手術を,最近はしばしば経験するようになってきた。
掲載誌情報