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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科46巻9号

1992年09月発行

今月の臨床 排卵—誘発と抑制の実際

排卵メカニズム

1.排卵と視床下部

著者: 川越慎之助1

所属機関: 1山形大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.1030 - P.1032

文献概要

 卵巣の周期性は基本的には下垂体gonadotropin(Gn)によって支配されている。Gnの分泌様式には排卵期の爆発的な放出を中心にした大きな周期的変動とともに,その基礎分泌にも数十分ごとのパルス状変動が認められる。この下垂体Gn分泌パターンは視床下部のGnRHホルモン情報に対する応答として生じるものであるが,Gnの分泌リズムが卵巣機能の周期性を整える上できわめて重要なものとされている。本稿ではGnRH-Gn分泌のパルス調整に関わる神経内分泌機構と卵巣周期との関連について述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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