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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科46巻9号

1992年09月発行

今月の臨床 排卵—誘発と抑制の実際

誘発法の実際

7.クロミフェン

著者: 久保田俊郎1 麻生武志1

所属機関: 1東京医科歯科大学医学部産科婦人科

ページ範囲:P.1048 - P.1050

文献概要

 クロミフェン(clomiphene citrate)は,1961年Greenblattにより初めてその排卵誘発効果が報告された非ステロイド系合成薬剤(stilbestrolやchlorotrianisene)の誘導体で,化学式は1—〔P—(β—diethylaminoethyoxy) phenyl〕−1, 2—diphenyl—2—chloroethyleneで示される。この薬剤は無排卵周期症と第1度無月経症例に対する第1選択薬剤として広く用いられ,高率に排卵が期待できる。本稿ではこれまでのクロミフェンに関する数多くの報告に基づき,その作用機序や排卵誘発効果について簡潔に述べたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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