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今月の臨床 排卵—誘発と抑制の実際 不妊治療
20.黄体機能不全の治療
著者: 松浦講平1 岡村均1
所属機関: 1熊本大学医学部産科婦人科
ページ範囲:P.1084 - P.1086
文献購入ページに移動 卵胞成熟から排卵を経て黄体が形成される卵巣周期には,エンドクライン(内分泌)(間脳—下垂体—卵巣系)およびパラクライン・オートクライン(卵胞局所)調節によって営まれている。一方,子宮内膜は卵巣周期と同期化し,増殖期内膜から着床に適した分泌期内膜へと変化(月経周期)する。
黄体機能不全の病態としては,卵胞成熟過程の異常に続発するもの,あるいは黄体維持機構の破綻によるものが考えられるが,将来卵巣局所における調節因子の解析が進み,これらの臨床応用が可能となるまでは,表1の項目に従って治療するのが妥当であろう。
黄体機能不全の病態としては,卵胞成熟過程の異常に続発するもの,あるいは黄体維持機構の破綻によるものが考えられるが,将来卵巣局所における調節因子の解析が進み,これらの臨床応用が可能となるまでは,表1の項目に従って治療するのが妥当であろう。
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