文献詳細
文献概要
原著
性器下垂・脱の臨床的検査
著者: 佐倉まり1 瀧沢憲1 安達知子1 井口登美子1 武田佳彦1
所属機関: 1東京女子医科大学産婦人科
ページ範囲:P.1129 - P.1132
文献購入ページに移動外来通院中の患者については外来病歴より,また,外来で経過観察されていない症例についてはアンケートにより,長期の合併症,再発等の調査を行った結果,81症例(73%)について術後2年以上の予後が判明した。
当科の標準術式は腹式単純子宮全摘出術,前腟壁形成術,膀胱縫縮術,後腟壁形成術,肛門挙筋縫縮術で,手術成績は概ね満足できるものであったが,ダグラス窩に再発するものが少なからず認められたので,同部への術式改良を加えた。
掲載誌情報