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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科47巻1号

1993年01月発行

今月の臨床 流産

流産の病因

7.排卵誘発法と染色体異常

著者: 奥山和彦1 藤本征一郎1

所属機関: 1北海道大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.26 - P.28

文献概要

 Greenblattらによってclomiphene citrate(CC)のヒトにおける排卵誘発効果が指摘されて以来,すでに30年以上が経過している。その後,hMG,hCG, GnRHaなどが臨床応用され,排卵誘発法の発達は不妊症外来に通院する患者に多大なる福音をもたらした。ことに,最近のIVF-ET, GIFTをはじめとする体外受精の普及の背景には,排卵誘発法の確立が不可欠の要素であった。
 一方,Bouéら1)により,CCによる排卵誘発後の流産で染色体異常が高頻度に観察されると報告されて以来,排卵誘発に伴う染色体異常の発生には多くの関心が寄せられてきた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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