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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科47巻1号

1993年01月発行

今月の臨床 流産

診断

19.妊娠時期別診断法—妊娠7〜8週

著者: 赤松信雄1

所属機関: 1姫路赤十字病院産婦人科

ページ範囲:P.62 - P.64

文献概要

 流産の診断は胎芽(胎児)死亡の診断に集約される。現在最も鋭敏かつ正確に胎芽(胎児)死亡を診断する方法は超音波断層法である。胎芽(胎児)生死の判定には,胎芽心拍動の有無が判断されなければならない。胎芽心拍動の観察は,超音波ドプラ法から経腹走査リアルタイム表示の超音波断層法,いわゆる電子スキャン,さらに経腟走査の導入により,より妊娠の早期に観察されるようになった。
 外子宮口の開大,妊娠週数に応じた子宮の大きさと軟らかさなどの診察所見,性器出血,下腹痛などの自覚所見,さらに尿中hCG,血中hCG,血中プロゲステロンといったホルモン測定も流産の診断に利用される。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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