文献詳細
今月の臨床 不妊の原因を探る
無排卵・無月経
文献概要
不妊症に関係したホルモン検査は,主に無排卵症あるいは黄体機能不全の原因検索のための検査といってもよい。したがって検査を行うにあたっては検体採取時期,検査方法,正常値の範囲を十分に把握しておかなければならない。一般に不妊症に関して,われわれが主に日常的に行っているホルモン検査は,血中LH, FSH, PRL, E2(エストラジオール),T(テストステロン)の測定である。本章では不妊症,とくに排卵障害患者を中心に通常行われる必要かつ最小限のホルモン検査について簡単に述べる。
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