icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科47巻10号

1993年10月発行

今月の臨床 不妊の原因を探る

黄体機能

17.黄体機能の病態と治療方針

著者: 森岡信之1 相良祐輔1

所属機関: 1高知医科大学産婦人科

ページ範囲:P.1196 - P.1197

文献概要

 黄体は合成,分泌する性ステロイドホルモンを介して,子宮内膜を分泌期へと移行させ,妊卵の着床・維持という初期妊孕機構の重要な役割を担う。しかし,エストロゲン,プロゲステロンそれぞれの合成,分泌機能の低下や両者間の不均衡な分泌が生じると,子宮内膜組織の分化,維持機序に破綻が生じ,脱落膜化の不全が起こる。この病態がいわゆる黄体機能不全であるが,実際にはその病態に関する詳細については議論が多い。本稿では,教室で施行している動的黄体機能検査法に基づく治療方針について述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら