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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科47巻10号

1993年10月発行

文献概要

今月の臨床 不妊の原因を探る 精子

26.Huhner testの評価

著者: 矢沢浩之1 星和彦1

所属機関: 1福島県立医科大学産婦人科

ページ範囲:P.1220 - P.1221

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 腟内に射出された精子が,女性の生殖管を上昇し,受精の場である卵管膨大部まで首尾よく到達することは妊娠成立の必須条件の一つである。
 腟内にプールされた精液から精子が最初に通過しなければならないのが頸管粘液(cervicalmucus:CM)であり,その通過能を検索することは精子の妊孕能を確認する上できわめて重要である。性交後検査(post-coital test)はin vivoで行われる精子—CM適合試験で,Huhnerによって提唱されたことからHuhner testともいわれている。本検査法は,多々ある不妊検査法の中でも,in vivoで行われること,しかも夫婦間のinterac—tionの検索を目的としていることが特徴で,きわめて意義深いものがある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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