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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科47巻11号

1993年11月発行

文献概要

今月の臨床 胎児環境をチェックする 胎盤

7.前置胎盤—帝切のタイミングと工夫

著者: 稲福恭雄1

所属機関: 1沖縄県立中部病院産婦人科

ページ範囲:P.1288 - P.1290

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 前置胎盤からの出血は全前置胎盤,部分前置胎盤,辺縁前置胎盤の分類を問わず,妊娠中後期のいかなる時期にも起こりうる。その出血量も症例によって異なり,出血の経時的状態も分類に特徴的なものはない。治療方針を決定するに当たっても母児の安全性を考慮しなければならず,難渋させられることが多い。
 当院は救命救急センターを通していついかなる時でも,どのような状態の患者でも搬送を受け入れて来たが今回,1985年1月から1992年12月までに経験した前置胎盤100例の経験からいくつかその帝切のタイミングと工夫のポイントを述べてみたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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