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今月の臨床 胎児環境をチェックする 卵膜
20.癌胎児性フィブロネクチンと流早産
著者: 橋本平嗣1 一條元彦1
所属機関: 1奈良県立医科大学産婦人科
ページ範囲:P.1328 - P.1329
文献購入ページに移動 早産は全出生の5〜10%に起こり,新生児死亡の第一の原因になっている。また早産により生まれた新生児はその未熟性ゆえに生存しても種々の後遺症の発症率も高く,早産は周産期医療における重要な問題の一つである。
最近,前期破水や切迫早産に絨毛羊膜炎の関与が考えられるようになり,子宮内感染との関連からも切迫早産の早期診断,早期治療が産科における周産期管理の重要な課題である。今回,われわれは癌胎児性フィブロネクチンのモノクローナル抗体(FDC−6)を用いて,腟分泌液から癌胎児性フィブロネクチンを検出することにより,生化学的に早産が予知できるのかどうかについて検討した。
最近,前期破水や切迫早産に絨毛羊膜炎の関与が考えられるようになり,子宮内感染との関連からも切迫早産の早期診断,早期治療が産科における周産期管理の重要な課題である。今回,われわれは癌胎児性フィブロネクチンのモノクローナル抗体(FDC−6)を用いて,腟分泌液から癌胎児性フィブロネクチンを検出することにより,生化学的に早産が予知できるのかどうかについて検討した。
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