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今月の臨床 胎児環境をチェックする 羊水
21.羊水分析の適応とタイミング
著者: 安水洸彦1
所属機関: 1山梨医科大学産婦人科
ページ範囲:P.1330 - P.1332
文献購入ページに移動 羊水穿刺による羊水分析は,侵襲性の出生前診断法としては最古の手技で,1950年代初めにはすでにRh不適合妊娠の管理法として確立していた。その後,1956年にFuchsとRiisが羊水細胞中のsex chromatinによる胎児性別判定,1965年にJeffcoateらが,羊水分析による副腎性器症候群の出生前診断,1966年にSteeleとBregが培養羊水細胞を用いた染色体分析を報告し,適応がさらに拡大された。
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