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今月の臨床 胎児環境をチェックする 羊水
22.羊水量と胎児のwell-being
著者: 香川秀之1
所属機関: 1東京大学医学部産婦人科
ページ範囲:P.1334 - P.1335
文献購入ページに移動 羊水量は,妊娠中期以降においては,主に胎児の尿産生と嚥下運動に代表される羊水循環の均衡を反映している。したがって,羊水量の異常は,尿産生,嚥下運動に影響を及ぼす胎児奇形の合併や,羊水循環の不均衡を招来する胎児環境の悪化と密接な関係を有している。
このような観点から,超音波断層法による羊水量の評価は,NSTとともに妊娠中の胎児well—beingの評価に欠くことのできない指標として注目されている。
このような観点から,超音波断層法による羊水量の評価は,NSTとともに妊娠中の胎児well—beingの評価に欠くことのできない指標として注目されている。
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