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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科47巻11号

1993年11月発行

今月の臨床 胎児環境をチェックする

羊水

22.羊水量と胎児のwell-being

著者: 香川秀之1

所属機関: 1東京大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.1334 - P.1335

文献概要

 羊水量は,妊娠中期以降においては,主に胎児の尿産生と嚥下運動に代表される羊水循環の均衡を反映している。したがって,羊水量の異常は,尿産生,嚥下運動に影響を及ぼす胎児奇形の合併や,羊水循環の不均衡を招来する胎児環境の悪化と密接な関係を有している。
 このような観点から,超音波断層法による羊水量の評価は,NSTとともに妊娠中の胎児well—beingの評価に欠くことのできない指標として注目されている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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