icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科47巻12号

1993年12月発行

文献概要

今月の臨床 頸癌,体癌—診療の現況 予後

23.頸癌子宮温存療法後の妊娠・分娩

著者: 岩成治1 北尾学1

所属機関: 1島根医科大学医学部産科婦人科

ページ範囲:P.1456 - P.1457

文献購入ページに移動
 頸癌子宮温存療法は,妊娠・分娩を希望する子宮頸部初期癌に対して,子宮腟部円錐切除として行われる。子宮腟部円錐切除は手術後の感染が少ない,頸管閉塞がほとんどない,妊娠率がよいなど利点が多いため,レーザーによる円錐切除が多くなされている。近年子宮頸癌患者の低年齢化と高齢出産の増加に伴い,円錐切除による子宮温存療法の適応者は年々急増傾向にある。さらに妊娠中に円錐切除する機会も増加してきている。今回,子宮温存療法に適しているレーザーによる円錐切除後の妊娠・分娩について解説する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?