文献詳細
今月の臨床 頸癌,体癌—診療の現況
予後
25.子宮体癌の新しいFIGO臨床期分類における予後の検討
著者: 矢島正純1 種村健二朗1 干歳和哉1 山田拓郎1 恒松隆一郎1 近江和夫1 園田隆彦1
所属機関: 1国立がんセンター中央病院婦人科
ページ範囲:P.1460 - P.1462
文献概要
また,進行期決定のために,すべての症例に傍大動脈リンパ節の郭清(生検)を行わなければならないのか,という適応上の問題や技術的な問題も残されており,さらに手術を行わなかった症例については1日分類を適用するなど煩雑な面もある。そこで今回は,過去に経験した子宮体癌(以下体癌)症例について新分類の基準に従って再分類し,その予後を検討すると共に,体癌の治療方針を決めるにあたっての問題点を提起することにしたい。
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