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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科47巻12号

1993年12月発行

症例

腹式子宮全摘術後残存卵巣が後腹膜膿瘍を形成した1症例

著者: 寺川耕市1 小畑利之2 福本学3 西山泰由3

所属機関: 1市立長浜病院産婦人科 2市立長浜病院内科 3京都大学医学部第1病理学

ページ範囲:P.1485 - P.1488

文献概要

 卵巣腫瘍とは卵巣間質に発生する比較的まれな感染症である。生殖年齢に多く,危険因子として手術後数週間,IUD挿入中,妊娠中などが挙げられる。手術後の卵巣膿瘍は腟式子宮全摘術後数週間で生じるものが多く,腹式子宮全摘術後に長期間経過して生じるものはまれである。子宮筋腫にて腹式子宮全摘術を行った4年後,残存した卵巣が後腹膜膿瘍を形成した1症例を経験したので,卵巣膿瘍について文献的考察を加え報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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