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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科47巻2号

1993年02月発行

文献概要

今月の臨床 子宮全摘出術—私のコツ 腟式子宮全摘出術

10.分割法

著者: 奈賀脩1

所属機関: 1徳島県立三好病院産婦人科

ページ範囲:P.162 - P.164

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 1983年7月当院に赴任以来,無結紮法による腟式子宮全摘出術(以下腟式手術)を子宮全摘出術の第一選択として行ってきた。その総数は283例で,子宮全摘出術全体の77%を占めている。対象疾患は97%が子宮筋腫と子宮腺筋症であった。ここ2年間における平均手術時間は43分で,96%が1時間以内に手術を完了している。出血量も平均174mlであった。腟式手術は習熟すれば腹式手術より簡便であり,患者にとっても利点が多いことは周知の事実である。今回の分担テーマ“分割法”は腟式手術における後半の手術手順の一つであるが,前半の手順との関連をも含めて私見を述べたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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