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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科47巻2号

1993年02月発行

文献概要

今月の臨床 子宮全摘出術—私のコツ 広汎性子宮全摘出術

19.尿管剥離と膀胱子宮靱帯処理のコツ

著者: 園田隆彦1

所属機関: 1国立がんセンター婦人科

ページ範囲:P.191 - P.193

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 膀胱子宮靱帯は子宮傍結合織の一部であり,その中を尿管が通っている(図1)。
 1)子宮を頭方に牽き,子宮翻転器を用いて膀胱を剥離圧下する。当初,露出した子宮頸部・腔と膀胱側腔との間にある膀胱子宮靱帯(+腟傍結合織)は少し厚いから,この表面の脂肪などを擦り落としておく。側臍靱帯を下方に辿り子宮方向に分枝する子宮動脈を見いだす。子宮動脈と尿管の交叉する部位が尿管のトンネル入口部である(膀胱子宮靱帯内を尿管はトンネル様に通り,その天井を前層,床を後層という)。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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