icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科47巻2号

1993年02月発行

症例

内膜癌を合併した子宮奇形

著者: 長谷川直子1 篠崎純一1 山本真一1 萬羽進1

所属機関: 1刈谷総合病院産婦人科

ページ範囲:P.211 - P.214

文献概要

 子宮奇形は,不妊症や不育症の原因として,また,腎尿路系奇形を合併している場合に,偶然診断されることが多い。今回われわれは,中隔子宮の一側腔に発生した子宮内膜癌の1症例を経験した。数年来不正性器出血を認めていたが,異常を指摘されず,当科で初めて悪性所見が得られたため手術したところ,中隔子宮と判明したものである。
 症例を提示するとともに,最近20年間に報告された,「内膜癌合併子宮奇形」の症例について検討し,その診断・治療などにおける問題点について考察する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら