文献詳細
症例
文献概要
子宮奇形は,不妊症や不育症の原因として,また,腎尿路系奇形を合併している場合に,偶然診断されることが多い。今回われわれは,中隔子宮の一側腔に発生した子宮内膜癌の1症例を経験した。数年来不正性器出血を認めていたが,異常を指摘されず,当科で初めて悪性所見が得られたため手術したところ,中隔子宮と判明したものである。
症例を提示するとともに,最近20年間に報告された,「内膜癌合併子宮奇形」の症例について検討し,その診断・治療などにおける問題点について考察する。
症例を提示するとともに,最近20年間に報告された,「内膜癌合併子宮奇形」の症例について検討し,その診断・治療などにおける問題点について考察する。
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