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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科47巻2号

1993年02月発行

症例

悪性高熱症の1例

著者: 林博章1 森和郷1 瀬戸俊之1 高橋長雄1 水沼正弘2 武田智幸2 大林良2

所属機関: 1森産科婦人科病院産婦人科 2札幌医科大学産婦人科

ページ範囲:P.215 - P.218

文献概要

 悪性高熱症は,血縁者での発症や重症筋無力症の家系に発症しやすく遺伝的背景を有する疾患と考えられている。また既往症として原因不明の発熱,運動後の尿着色や脱力感,日射病や熱射病の既往,腓がえりなどに注目する。悪性高熱症の誘因は,主として吸入麻酔剤と塩化スキサメトニウム投与により,さらにストレスの関与が知られている。
 今回,幸いにして救命しえた非常にまれな術後合併症,悪性高熱症を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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