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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科47巻3号

1993年03月発行

今月の臨床 良性卵巣腫瘍—治療方針

診断 卵巣嚢腫の鑑別

6.CTスキャン

著者: 安田允1

所属機関: 1東京慈恵医科大学附属柏病院

ページ範囲:P.255 - P.257

文献概要

 卵巣腫瘍における画像診断は近年急速な進歩,普及を遂げ,日常診療上大きな貢献をなしている。卵巣腫瘍の確定診断には当然のことながら病理組織診によるが,腫瘍割面に対する視診に習熟すれば良・悪性の鑑別ばかりでなく,組織型も推定することが可能である。その点,CTスキャンによる腫瘍の横断像は,実際の肉眼的腫瘍割面を反映していることから,術前診断の有力な根拠となる(表1)。
 本項では卵巣?腫のCTスキャンを中心に解説を加えるが,超音波,MRIの画像診断や腫瘍マーカーなどを組み合わせることにより,正確な鑑別診断をすることが望ましい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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