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今月の臨床 良性卵巣腫瘍—治療方針 治療方針の決め方
15.予防的卵巣摘出の可否
著者: 桑原惣隆1
所属機関: 1金沢医科大学産婦人科
ページ範囲:P.280 - P.282
文献購入ページに移動 卵巣には種々の機能的器質的異常が発生するが,とくに良・悪性腫瘍は人体臓器中,最も多種類のものができる所であり,中でも卵巣癌は早期発見が難しく,予後は悪い。
したがって更年期女性が子宮疾患などで開腹術を受ける機会には一見,正常と思われる卵巣を卵巣癌防止のため予防的卵巣摘出をしたほうがよいのではないかという議論が古くからなされている。しかし,なお明解な結論の出ていないままに今日に至っている。
したがって更年期女性が子宮疾患などで開腹術を受ける機会には一見,正常と思われる卵巣を卵巣癌防止のため予防的卵巣摘出をしたほうがよいのではないかという議論が古くからなされている。しかし,なお明解な結論の出ていないままに今日に至っている。
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