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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科47巻3号

1993年03月発行

薬の臨床

D&Cにおけるケタミン麻酔の覚醒と副作用に関する検討

著者: 岸東彦12 立花聡司1 土屋吉弘1 大戸寛美1 寺師恵子1 佐藤孝1 上妻志郎1 箕浦茂樹1 岡田一敏2 涌澤玲児2

所属機関: 1国立病院医療センター産婦人科 2岩手医科大学麻酔科

ページ範囲:P.323 - P.326

文献概要

 ジアゼパムの直前静注投与を併用したケタミンの静脈麻酔にてD&Cを施行し麻酔状態,覚醒,副作用の検討を行った。ジアゼパム併用はそれ自体ケタミンの副作用軽減,予防に有効であるが,さらにケタミンの低用量化をもたらし,ケタミンの副作用はより軽減され覚醒も迅速となる。また麻酔状態は睡眠に類似した状態となりケタミン追加投与の機会は少なくなる。術中の体動も少なく終始安定した麻酔状態が得られ円滑に手術が行い得る。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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