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今月の臨床 子宮外妊娠—up to date 診断のNew aspect
10.エコーによる子宮外妊娠部の確定診断はどこまで可能か—2.経腟法
著者: 吉田幸洋1 桑原慶紀1
所属機関: 1順天堂大学医学部産婦人科
ページ範囲:P.372 - P.374
文献購入ページに移動超音波経腟法は骨盤内臓器をきわめて高い解像度で描出可能であることに加え,産婦人科の基本的な診察法である双合診と検査のための条件が一致していることから,内診を行う際に併用して検査するのが最も便利であり,有効であることが認識され,婦人科領域や妊娠初期の患者の診察に際し,広く用いられるようになった。とくに,妊娠のきわめて早期から子宮内や付属器領域の観察が行えることのメリットは大きく,最近では妊娠が疑われたほとんどすべての患者に対し,ルーチン検査としてスクリーニング的に利用されている。その結果,子宮外妊娠をはじめ異常妊娠の多くが妊娠初期に発見されるようになった。本稿では,子宮外妊娠の早期診断における超音波経腟法の意義について述べてみたい。
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