文献詳細
今月の臨床 子宮外妊娠—up to date
鑑別とFollow upのポイント
文献概要
最近の診断技術の進歩により,子宮外妊娠(外妊)の診断は早期に,また正確にできるようになった1-4)。しかし,ときに判定にてこずり確定診断ができない場合もある。患者のためにできるだけ外科的侵襲を避けたいという産婦人科医の考えが,適切な判断を遅れさせることもある。本稿においては私ども過去15年間に実際に経験した,外妊の臨床統計を基に,診断に難渋した症例の背景と臨床上の問題点を述べてみたい。
掲載誌情報