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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科47巻4号

1993年04月発行

今月の臨床 子宮外妊娠—up to date

特異な子宮外妊娠への対応

20.間質部妊娠

著者: 椋棒正昌1

所属機関: 1淀川キリスト教病院産婦人科

ページ範囲:P.400 - P.401

文献概要

 間質部妊娠とは,卵管が子宮壁を貫き卵管子宮口に至るまでの子宮壁内の卵管成分を間質部(pars interstitialis)と呼び,この部位に受精卵が着床したものをいう。その頻度は子宮外妊娠の2〜5%1,2)ときわめてまれな疾患であるが,激しい腹痛を伴い破裂すると急速な腹腔内出血のためショック状態となり緊急開腹術が必要となる。そのため,急性腹症や子宮外妊娠を疑った場合,つねに念頭におかなければならない臨床上重要な疾患である。ここでは,間質部妊娠の一症例より,診断方法,手術法などの対応および次回妊娠・分娩法を考察する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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