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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科47巻5号

1993年05月発行

今月の臨床 産科外来検診マニュアル

妊娠初期

12.卵巣腫瘍合併妊娠

著者: 山中恵1

所属機関: 1高知医科大学産婦人科

ページ範囲:P.494 - P.496

文献概要

 妊娠の診断ということについて言えば,最近では,医療側の啓蒙と婦人の意識の向上により,妊娠初期,それも4〜5週で初診例が多くなっている。一方,低単位hCGの測定法や超音波断層法などの検査法の進歩によって,妊娠初期からの正常妊娠と子宮外妊娠あるいは胞状奇胎などの鑑別が容易になり,妊娠の疑いを持って来院した患者には,超音波断層法(経腹,経腟)を行うことがルーチン化される傾向が強い。したがって以前のように内診だけでは見逃していた,妊娠に合併した卵巣腫瘍を発見することはまれではなくなる反面,対応に苦慮する機会も多くなった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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